53期 兼六ライオンズクラブ会長 武部 守男
2017年は世界のライオンズクラブにとって重要な年です。10月世界最大の奉仕団体が100周年を迎えます。
きっと世界各地で盛大な記念式典が催されるはずです。
日本に最初にライオンズクラブが誕生したのは1952年でした。遅れること45年、ようやく戦後の復興が見え出した頃です。金沢兼六ライオンズクラブの設立は1964年さらに12年後でした。この頃日本各地でライオンズクラブが爆発的に増加しました。50数年間で“熟成されたライオンズの形”が日本に導入されて根づいてゆく瞬間でした。
100年前のライオンズクラブの様子はいったいどんなんだったでしょうか?どんな奉仕を行っていたのでしょうか?例会の進行はどんなんだったでしょうか?興味が尽きません。今私たちが手本としてきたのは100年前のライオンズではなく、50年程前のそれです。それは素晴らしいものでした。
金沢は昨年の新幹線開業に伴うブームが最高潮に達しています。私はこれは単なる一過性のブームではなく、金沢の実力が日本のみならず世界に評価されている結果ではないかと思っています。CN50周年記念誌をもう一度見直していただければ金沢の実力がその文化と品格に根ざしていることはよくわかっていただけるかと思います。
その金沢の文化と品格の象徴ともいえる兼六園。当クラブはその兼六を冠しております。
今年度は、諸先輩方の築き上げてきた継続事業を踏襲しつつ、地域奉仕活動に励み、「兼六の品格」「兼六の香り」を発信しながら「兼六らしさ」とは何かを追い求めて行きたいと存じます。まったく頼りない会長ではありますが、なんとか1年間努めたいと思いますので、皆様の温かいご支援賜りますようお願い申し上げます。